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2010年10月の横川シネマ日記
・10/5(火)
アステールプラザ大ホールにて清水芸能さんの「桂都丸改め四代目桂塩鯛襲名披露公演」を観た。出演は、二番弟子で広島出身の桂鯛蔵、桂吉弥、笑福亭鶴瓶、桂南光、中入りと口上を挿んで、師匠の桂ざこば、主役の四代目桂塩鯛の順。盛り沢山。この前上映した石井裕也監督作品の常連で、実は桂塩鯛さんの一番弟子でもある桂都んぼさんも、四代目桂米紫を襲名して口上のみだけどご出演。
終わって、一緒に行ったニカさんミエコさんとOTIS!で晩飯。「おくりびと」「ゆれる」から「キャタピラー」「悪人」「十三人の刺客」の話になり、ワースト映画論。二人と別れてから、出来上がったスケジュール紙を持って、koba、888、ヲルガン座。

・10/4(月)
『十三人の刺客』を観た。“死”に酔って“死”ではしゃいだ挙げ句、“死”が無効化されて終了…みたいな。最後はもう全員が晩年の萬屋錦之介みたいな熱演で、映画のテンションが上がれば上がるほど、オレのそれは下がるしかなく…。暗殺ではなく、敵方を殲滅する事が目的化した時点で描写がズレてると思うんだけどなぁ。役所広司のおとしまえの付け方と辻褄が合わなくなってない?あと伊原剛志の死の妙な肯定感とか。矢を射尽くす前に「こっからは刀で斬りまくれ〜!」って弓を捨ててシンクロナイズドスイミングみたいに皆が眼下の敵中に飛び込んでく「なんで?」な展開から完全にスポーツ化しちゃって。だったら競技中に無駄話すんなって思うんだけど、やたら雄弁でいちいち長いし。二枚目なつくりで笑えるでもなく。この映画の“侍にとっての死”を、“勇気”とか“友情”に置き換えたら「ルーキーズ」になるのかな…見てないけど「ルーキーズ」だろ、これ。

・10/2(土)
始発の新幹線にて東京へ。この日、東京では石井隆監督「ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う」と瀬々敬久監督「ヘブンズストーリー」が揃って初日。新宿で朝イチの「ヌードの夜」に駆け込む(「ヘブンズストーリー」は4時間を越える大作なので時間作れず)。石井隆監督作品だから必見…というだけでなく、竹中直人といえば「ヌードの夜」「カルロス」だけ…と言っても過言ではない位、個人的に前作は思い入れが強い。といっても見ている間は前作の事はほとんど頭を過らなかったなぁ…どっちかというと「GONIN」の事を考えてた。なんか、もっと村木をどん底まで虐げてくれたら、より共鳴できるのに…なんて贅沢を思ったり。
映画を見終えて駒場(?)に移動する前に、同じ新宿だし、と今晩マキタ学級がライブをやる新宿JAMの場所を(行くか行かないか別にして)確認しようと探すが…予想以上に遠かった。慌てて、新宿駅に戻って電車に。乗り換えはそんな複雑でもないハズ…だったけど、なんか失敗して遠回りしたみたい。まぁ、駅に着けば何度か行ってる会場だし…と余裕でいたが、改札を抜けると知らない景色。チラシを見直すと、行ったことない会場だった!泣きそうな気持ちで走って、ギリギリセーフ。
河村竜也も出るって事で、青年団「砂と兵隊」を観劇。終盤の父娘のやりとりにややグッとくる。河村くんは出番少なめ…でも、異質なポジションをもらってたなぁ。終わった後、待ってたら会えたのかもしれないけど、まぁいいかと移動。営業時間でもないヒバリにお邪魔して蚊に喰われておにぎり貰って移動。が、次の目的地・池袋にはギリギリ遅刻。
奥秀太郎監督の作・演出・映像第4弾となる舞台「フリークス」観劇。前回の「キミドリ」からわずか一ヶ月で新しい舞台…という無茶なスケジュールでのそれは、ある種、無謀な挑戦であるようにも思えたし(実際大変だったみたいだし)、時間があればもっとブラッシュアップできたのかな…とも思えるけど、終盤の“暗さ”はむしろ新鮮というか。今回も隣だった茅野さん(from岡山)が言ってたけど「日本の裸族」からギャグを省いたような…久々に体感するテンションの高い“暗さ”。
奥さんや鈴木くんに会いたかったけど、楽屋挨拶を見送り、タクシーで新宿JAMのマキタ学級ライブへ。が。受付の人に「もうアンコールであと2曲くらいっすね」と言われた…この時点が21:15頃。次の予定は24:30で、時間が空き過ぎる…かといって池袋に戻るのも変だしなぁ。と、ウロウロモジモジしている内に、マキタさんのライブが終わってたので、受付の人もおらんし…こっそり会場に侵入。メンバーの皆さんに図々しく挨拶。そのまま打ち上げについていった。「東京ポッド許可局」の米粒写経・サンキュータツオさん、みち局長にお目にかかれ嬉しかった。なんか図々しくビールを飲んでいる内に…気がついたら次に予定していた24:30が迫っているのだが、あえなくビールおかわり。おずおずとサンキュータツオさんに質問をしてみたり、セクシーJさんに単独ライブのチラシを渡されたり、なんか菩薩な女芸人さんの男のグチを聞いたりして楽しい時間が過ぎた。結局、26:00過ぎまで居させてもらって、新宿バルト9に移動。
そもそもこのバルト9で「サイタマノラッパー」と「ライブテープ」の2本立て上映イベントが今回の終着点だったのだが、完全に遅刻…しかも、タチの悪い確信犯。で、着いてみると「サイタマノラッパー」のライブと上映が終わった後の休憩中。ロビーに松江監督や前野さん、直井さんがいらしたので、顔が赤いのも忘れてうっかり挨拶。松江さんはこのイベントの前にJAMのマキタ学級ライブに行ってたらしく「カッコよかった!」と。席に着いてまずはトークショー。直井さんの進行で、松江監督、入江悠監督、両作品の録音を手掛けた山本タカアキさんが登壇。が、実はオレ、ここの後半で撃沈。振り返っても最悪…かなり聞き逃す。で、続いて「ライブテープ」上映、前野さんライブ、と続くのだが(ある意味贅沢なことだが)前野健太の歌を浴びながら朦朧と過ごす。吉祥寺なのか、新宿なのかと、頭の中が千鳥足。気がついたら前野さんが舞台で寝そべってた。
最後、前野さんがアンプラグドで場内を弾き語ってイベント終了。ロビーで直井さんが色んな方を紹介してくださった。その人たちがとにかく“若い”。で“熱い”。最近、横シネやりながら、広島ではない幾つかの遠い町で、映画に情熱を傾ける新しい世代がシーンを更新していく…のを遠巻きに見てる感覚があったのだけど、その熱量を間近に目撃してしまった感。朦朧とはしてたけど、それは実感した。嫉妬とは違うけど…広島では誰にも感じた事がないタイプの刺激に、気持ちが急く。昔「ミニシアターの支配人が務まるのは40歳まで」と東京のある劇場支配人の仰った言葉がまた過る(まぁ、その方もまだ支配人やってるけど/笑)。最近、よく過る。

皆さんと別れて新宿駅へ。品川で乗り継いで無事始発に乗ることが出来た。

・10/1(金)
ヲルガン座へ。イズミさんに渡すものを渡したら、劇場に戻って始発まで作業の続きを…と思っていたのだけど、カウンターでのっこんが飲んでて、そのまま雑談。閉店時間を過ぎて、皆帰るって事になり、家の方向が一緒なので喋りながら帰ってたら、時間を持て余してるらしきのっこんは、結局、ウチの前、劇場の前、ってついてきて、あれこれ喋る。始発まで作業で時間を潰すどころか、始発までに作業が終わらない感じになってきて、ようやく解散。でも、おもしろかったなぁ…もうちょっとゆっくり時間がある時にまた話したい。
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あらためて、あけましておめでとうございます。
いつ、僕が伺った11月編を掲載して下さるのかなと毎日楽しみに立ち寄っております。
それでは、お仕事頑張って下さいね。
鎌田浩宮 | 2015/01/03 16:27
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