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サラエヴォの銃声
《第1週》 2017/6/1(木)〜6/7(水)13:40
《第2週》 2017/6/8(木)〜6/14(水)15:40



監督・脚本:ダニス・タノヴィッチ
原案:ベルナール=アンリ・レヴィ(戯曲「ホテル・ヨーロッパ」)
出演:ジャック・ウェバー、スネジャナ・ヴィドヴィッチ、イズディン・バイロヴィッチ、ヴェドラナ・セクサン、ムハメド・ハジョヴィッチ
2016年/フランス、ボスニア・ヘルツェゴビナ/85分
http://www.bitters.co.jp/tanovic/sarajevo.html
“ホテル・ヨーロッパ”は、第一次世界大戦のきっかけとなったサラエヴォ事件から100年の記念式典を行うための準備に追われていた。ホテルに集うさまざまな人たち―仕事熱心な美しい受付主任、屋上で戦争と結果についてインタビューするジャーナリスト、100年前の暗殺者と同じ名を持つ謎の男、演説の練習をするVIP、ストライキを企てる従業員たちとそれを阻止しようとする支配人。人びとの思惑が複雑に絡み合い、次第に狂いだす運命の歯車。やがて高まる緊張のなか、ホテルに一発の銃声が鳴り響く――。「明快かつ大胆!」「風刺に満ちた傑作!」と世界が絶賛! 見事ベルリン国際映画祭で二冠に輝き、本年度アカデミー賞®外国語映画賞ボスニア・ヘルツェゴビナ代表に選出された。

アカデミー賞®外国語映画賞など数々の賞を受賞した「ノー・マンズ・ランド」で衝撃のデビューを飾り、「鉄くず拾いの物語」でベルリン国際映画祭三冠に輝いた、名匠ダニス・タノヴィッチ監督。社会問題を題材にしながら、その並外れた演出力で世界を唸らせてきた監督の最新作は、歴史上最大の事件「サラエヴォ事件」を現代に呼び起こし、さらにはヨーロッパの過去・現在を見事にあぶり出す大胆でサスペンス感溢れる傑作だ。
屋上、ロビー、リネン室、ゲストルーム、地下階層と交互に切り取られるさまざまな人びとの人生。登場人物たちが発するリアリティのある台詞の数々。そこから見えるのは、いまだ複雑化しているサラエヴォの悲劇の歴史、混沌としていく人びとの感情だ。手に汗握る展開のなかに差し込まれる、故郷サラエヴォへ向けた監督の風刺を効かせた眼差し。サラエヴォ事件とホテル・ヨーロッパという限られた事件、空間を描きながら、テロが頻発し民族同士の争いが絶えない、いまの世界の縮図を見事に浮き彫りとさせている。

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