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海は燃えている〜イタリア最南端の小さな島
《第1週》 2017/4/1(土)〜4/7(金)14:20
《第2週》 2017/4/8(土)〜4/14(金)14:40
《第3週》 2017/4/15(土)〜4/21(金)12:40



監督・撮影:ジャンフランコ・ロージ
2016年/イタリア・フランス/114分 配給:ビターズエンド
第66回ベルリン国際映画祭金熊賞(グランプリ)受賞
第89回アカデミー賞外国語映画賞イタリア代表

http://www.bitters.co.jp/umi/
想像力に富み、現代を生きる私たちに必要な映画。今すぐ見なくては!
―メリル・ストリープ(女優・ベルリン国際映画祭審査員長)


ランペドゥーサ島――アフリカ大陸にもっとも近いイタリア最南端の小さな島。12歳の少年サムエレは、友だちと手作りのパチンコで遊び、島の人々はどこにでもある毎日を生きている。しかし、この島には彼が知らないもうひとつの顔がある。アフリカや中東から命がけで地中海を渡り、ヨーロッパを目指す多くの難民・移民の玄関口なのだ。島の人口約5500人に対して、5万人を超える難民・移民がランペドゥーサ島へやってきている。島には巨大な無線施設が建ち、港には数多くの救助艇が停泊している。ひとたび難民たちが乗った船から救難要請の連絡が入ると、無線が飛び交い、ヘリコプターが飛び立つ。夜の海を照らすサーチライトが難民たちを探している。そんな緊迫した様子とは対照的に、島の日常は流れていく。家々のラジオからは音楽が聞こえ、漁師は海へ出かけ、雷の日には老女は家で刺しゅう糸に針をとおす。同じ島にありながら、島の生活と難民たちの悲劇は決して交わることがない。両者を結ぶのは、島でたったひとりの医師のみ。島の人たちを診察する傍ら、島にやってきた多くの難民たちの検診や死にも立ち会う。彼は言う「こうした人々を救うのは、すべての人間の務めだ。」少年サムエレにも変化が起こり、左目の弱視が見つかる。右目を塞いで左目の動きを上げていくために矯正メガネをつけることになる。それはまるで、今まで見えていなかったもうひとつの目で、未知の世界を見るかのように──。

前作『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞(グランプリ)を受賞したジャンフランコ・ロージ監督が島へと移り住み、1年間半かけて、温かくも冷静な眼差しで、島の”真の姿”を描き出したドキュメンタリー。島の自然の中で無邪気に遊ぶ少年サムエレの笑顔、過酷な海の度を経て島へとやってきた難民の涙。小さな島の中には死があり、そして、生がある。美しく詩情あふれる映像と共に描かれるそれぞれのストーリーがドラマチックに心を揺さぶる、静かな衝撃作。

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